なんで自分はバンド音楽が好きなのかを考えた時に
どうも自分はギターとドラムが好きらしいということに気づいたやみーです。
ギターってロックやポップスでは欠かせない存在ですが、
それだけ使われるということはそれだけ優秀な楽器ということなのだと思います。
そこでギターの特性とそこから考察したギターの良さを語っていきたいと思います。
(ギターとは書いていますが、半分以上は弦楽器全般に当てはまりそうです。)
ここに書かれた観点を意識して音楽を聞くと、音楽の見方が変わるかもしれないですね。
それでは見ていきましょう。
ギターの特性
結構主観混ざってますが、ギターの特性を3つ上げました。
手段問わず、弦を振動させれば音が鳴る
これが個人的に一番重要なポイント!
ピアノの鍵盤楽器は鍵盤以外の鳴らし方が特にないですが、
ギターの場合弦さえ振動させれば何でもいいので、奏法のバリエーションがとにかく豊富です。
下の動画では比較的メジャーな26種類使ってます。
実際には謎めいた奏法もまだまだあるので、もっとあります(ボクがすぐ思い浮かぶのはあと5つくらい)
これだけ多くの奏法があるというのはすごいですよね。そして恐らく今後も革新的なギタリストさえ生まれれば、新しい奏法が出てくるのでしょう。
比較的最近生まれた奏法でいうと、この動画のやつとかかな?
この人は、ぼくの記事でも紹介しています。よかったら見てね!
ピッチ(音程)の連続性
最初の動画の13番目のチョーキング奏法で既に出ている内容ですが、
チョーキングはギターを持ち上げることで音程を連続的に変えられます。
(つまり鍵盤にない音が出せる)
これは、弦楽器や一部の管楽器でしかできない特性だと思います。
これだけ聞くとピンとこないですが、すごく重要な特性です!!
なぜかというと、人間も音程を連続的に変えることで多彩な表現を生み出しているからです。
イメージとしてはカラオケ採点でよく見るやビブラート等のテクニックも似たようなことはギターでできるということです。
このような表現ができるが故に、歌っているかのうような生々しいメロディを奏でることができるのですね。
泣きのギターと呼ばれるエモーショナルなギターもチョーキングのテクニックなしには成し得ないでしょう。
(エレキ限定)音作りのパラメータが比較的シンプル
エレキギターの音の大半は、歪み(ジャーンという濁った音)と呼ばれるものとアンプによる音色のキャラクターで成り立っています。
あとは他の楽器にも共通するフィルターやエフェクトくらいです。
ギターシンセといってシンセサイザー並みの音作りを可能にするものもありますが、ほとんどのギタリストはこれをほとんど使っていないです。
以上のことを考えると、割と音作りの要素はシンプルなのかなと。
ギターの良さ
ギターの特性から考えられる良さについて私の主観多めで語ろうと思います。
多種多様な奏法があるので、単調に感じない
ギターを使った楽曲は様々な奏法を混ぜて作られるので、ギターの音を聴いていくだけでも様々なバリエーションがあって単調さがないんですよね。
だから何度聴いても楽しめる。
やっぱりギターって最高!
ソフトによる再現が難しい(生演奏が無くなる可能性が比較的低い)
AIの台頭によってかなり再現されそうな予感はありますが、ピアノに比べるとパラメータが多いです。ピアノは強弱とリズムさえソフトで再現できてしまえば、かなりの再現度になると思います。
しかしギターは奏法が多く、更にピッチの連続性というのがあります。チョーキングやビブラートの周期やタイミング等もあるので、結構複雑です。
結局、大量のインプットさえ入れてしまえば、AIである程度再現できる可能性はありますが、ギターの音自体も現状、再現度はまだ発展途上なので生演奏が生き残る可能性はギターの方が高いでしょう。
新しい音楽を生む余地がある
音作りにギターシンセが積極的に導入されていないこともあり、まだ新しい音楽を生むことができる余地はまだあると思っています。
またギターの機能そのものについても他の楽器に比べると縛られない要素が大きいと思っています。それゆえに弦を増やしたギターなど様々なギターが世に出回っているわけです。
今後、革新的な音楽をやるためのギターが現れて、使う人さえいれば、新しい音楽を生むきっかけにもなりうるでしょう。
ひとこと
こうやって見ていくとギターという楽器には、まだまだ可能性を感じざるを得ないですね。
クラシカルなスタイルのギターで昔と同じ表現手法を使ってもいいのですが、
どんどん新しい革新的なスタイルも生み出されるといいなと思ってます。
余談
ちなみに上の動画で最も自分の好きな奏法は
頻繁には出てこないですが、鋭いファルセット(裏声)って感じが好きです。