マルチな才能で絶妙な響きを奏でるテクニカルギタリスト Yvette Young
テクニカルギタリスト界では珍しい女性ギタリストです。
マスロックバンドのCovetもやっています。
よくタッピングマスター女子とか呼ばれたりします。
ということで彼女の魅力について語っていけたらと思います。
まずはそう呼ばれる所以について、
こんなタッピング*1プレイをするイメージからだと思います。
んー。なんとも複雑なタッピング。
音を詰め込んでいること以上に、リズムの複雑さ、
右手と左手のコンビネーションの複雑さがすごいタッピングです。
やはりタッピングマスターの名は伊達じゃない。
Covetの曲でもタッピングは多用されています。
絶妙に不協和音を混ぜてくるあたりマスロック変則的なリズム、不協和音、クリーンなギターサウンド等が特徴的なジャンルらしいですね。
この不協和音の響きが絶妙で、幻想的でもあり、
深い森に迷い込んだようなサウンドの印象を受けるんですよね。
(自分だけですかね?)
でもタッピングをほとんどしない曲も結構あるんですよ。
これとか、本人名義の曲とか。
最後のはそもそもギターじゃなくてピアノでした笑。
ということで、ギターはもちろん、ピアノも弾けるし、ボーカルもできるし、
少しだけ写ってますけどバイオリンも弾けるわけです(すごすぎ!)
更にはStrandberg製のギターのボディは自分で塗っているとか。
(最近使用しているIbanez製のギターは塗っていないですね)
バンドのイラストも本人が制作しているとか。
もはや芸術の才能全般に優れているのでは?
ということで、タッピングそのものもすごいけど、
マルチな才能と才能があるがゆえにできる絶妙な響きこそが
Yvette Youngのすごさではないかと思います。
今後の活躍も楽しみです。
*1:右手で指板上の弦を叩くことで音を出すテクニック